私のお気に入り – My Favorit Things

趣味のページです。趣味は人生を豊かにします。ビジネスとは一切関係ありません。私個人のお気に入りをご紹介します。音楽アルバム、本(ビジネス系除く)、映画を作品ごとにご紹介します。

Rock

Ziggy Stardust / David Bowie

最初に聴いたボウイはFame でした。デヴィッド・ボウイの事は知らなかったが、Fameという曲は「全米ナンバーワンに輝いた」とのことだし、あの「ジョン・レノンとの共作」とある。ならばボウイというロックミュージシャンを知るための最初1曲としてはふさわしい曲だろうと判断したのでした。随分とファンキーな曲でした(多分、ホワイトファンクのさきがけ)が、当時の私の感想は「ふ~ん」という程度のものでした。

Young Americans / David Bowie
Fame収録のアルバム。全体的にはブルーアイドソウルの作風。個人的にはこの頃がボウイの歌唱力の全盛期ではないかと思っている。

それからしばらくはデヴィッド・ボウイに興味を持つことはなかったのですが、その後、ラジオ番組(城達也氏がDJを務めていたJet Stream)でT.Rexを知りグラムロックに興味を持ち始めました。

同時期に弟が勧めてきたアルバムが「Ziggy Stardust」でした。正式名称は「The Rise and Fall of Ziggy Stardust and The Spiders from Mars」。邦題が「屈折する星くずと火星からきた蜘蛛たちの上昇と下降」。ロンドンのバックストリートで青いジャンプスーツを身にまといギターを抱えたボウイがこちらに視線を向けている。アルバム裏面には「PLAY AT MAXIMUM VOLUME」の文字が。

Ziggy Stardust / David Bowie
ロック史に燦然と輝く不朽の名盤。

ビジュアル、サウンドともに素晴らしい内容でした。シンプルなロックンロールなのですがこのアルバムには魔法が詰まっているように感じたものです。初めて聴いたのは確か1990年頃。このアルバムが発売されたのが1972年ですからその当時で18年前のアルバムということになります。当時私は16才。とても古いしかし魅力的な音楽に聞こえたものです。

音楽の素晴らしさを文字で書き表すことは難しい。これはもう、是非聴いてみてくれとしかいいようがないのですが、このアルバムの影響の大きさ、偉大さを示す証拠をいくつかあげてみたいと思います。

我が国日本には、ボウイ(デビュー当初は暴威)という伝説的なロックバンドがいました。バンド名はもちろんデヴィッド・ボウイに由来するものです。中心メンバーである氷室京介や布袋寅泰の音楽にはその影響がありありとでています。布袋寅泰のアルバムGuitarythm4のアートワークは明らかにZiggy Stardustのアートワークのオマージュだし、布袋はStarmanを、氷室はSuffragette Cityをそれぞれカバーしています(いずれの曲もZiggy Stardust収録)。

Guitarythm4 / 布袋寅泰

ちなみにDavid Bowieは70年代の来日公演時、「出火吐暴威」とデカデカと刺繍のされてある衣装で登場しています。

THE YELLOW MONKEYにもその影響は明らかで初期のビジュアル、サウンドはモロにDavid Bowieです。1stアルバムのアートワークはBowieのAladdin Saneまんまだし、3rdアルバムはZiggy Stardust風のコンセプトアルバムとなっています。吉井和哉は「Bowieになるためにバンドを組んだ」と公言しています。

The Night Snails and Plastic Boogie / THE YELLOW MONKEY
Aladdin Sane / David Bowie
顔にペイントされた稲妻は、日本の電気メーカー、ナショナル(現パナソニック)のロゴにインスパイアされたものというのは有名な話。

他にもジャパニーズロックを代表するバンドZiggyや、いまやほとんどタレントだがDaigoもデビュー当初はDaigo⭐スターダスト(氷室京介プロデュース)という、Ziggy Stardustを思わせる芸名でした。

ちなみに冒頭にご紹介した「Fame」だが、後に宮沢りえが「Game」というタイトルでカバーしていました。収録アルバムのアートワークを見ると、これもBowieを意識していたのでしょうか。

Chepop / 宮沢りえ
Game収録の2ndアルバム。

David Bowieの偉大さは大きな成功体験をあっさり投げ捨てるところにあります。アルバムZiggy Stardustは、一般的にはグラムロックと呼ばれるジャンルになりますが、この後、Aladdin SaneやDiamond Dogsというグラムロックアルバムを作ったあと、ホワイトファンクの世界に突入していくのでした。

Grace / Jeff Buckley

Grace / Jeff Buckley
奇跡の声と言われた歌声。