ビジネスモデル至上主義の崩落

ビジネスモデルとはなんぞや…から始まった走り書きのような記事です。どうぞご笑覧ください。

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いくつか書籍をひもとくと、そこには実にさまざまな定義、表現がなされている。有名なものでいうと「ビジネスモデルキャンパス」とか。

色々眺めていて感じ取れたことは、ビジネスモデルの要素としては、リソース(社内外)、商流、情報流で説明されることが多いようだな…ということ。

確かにこれらはとっても大事。誰と取り引きするのか、有利に取り引きするための情報をどこから得てどこに流すのか…。そしてそのためのリソース、能力はあるのか…といったことは重要…というか自ずと考えてしまう事だと思う。リソースベースドビュー的な視点かな。

ところが、事業について考えるときこれだけでは不足している要素がある。サプライチェーンの視点と競合の視点である。

サプライチェーンの視点はファイブフォース分析の視点と近いが、それとはちょっと違うように思う。サプライチェーンの起点は必ず最終消費者(Consumer)だ。B2B企業はなかなかCを考える機会は少ないかもしれないが、どんなモノ・サービスも最終消費者に向けて生産、消費されているはずである。

原材料から最終消費者までの流れ(チェーン)を意識し、自分がチェーン上のどこにいるのか?を識別することは重要なことだと思う。

その上で、サプライチェーン上のどこかにいるである競合他社対策を講じたり、サプライチェーン上のポジションを見直したり(例えばもっと川上に手を広げるべきでは?など)するのだ。

更には、そもそも今、所属しているサプライチェーンでいいのか?など(わかりやすく言うと、同じコンビニでも、セブン、ローソン、ファミマなどたくさんあるがどの系列がよいか?など)も考える事もあると思う。こちらはポジショニングの話ですね。

事業を考えるとき、リソースの視点も大事だしポジショニングの視点も大事だ。これまで書いてきたように、ビジネスモデルだけではポジショニングの時点をうまく表現できない。

一時期、「ビジネスモデル」というワードが流行ったし、未だに「イケてるビジネスモデル」を探し求めている企業もあると思う。

しかしビジネスモデルだけではどーにもならない。しょせんモデルだし。今やっていること、やろうとしていることを可視化し俯瞰することはよいことだと思う。自分が何やってるかわからない、なんて笑えませんからね。

そういう意味ではビジネスモデルは大事だけど、ビジネスモデルそのものが成功要因になることはあんまりないのではないか…と思っている。

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僕の記事とはまた違った視点で、ビジネスモデル至上主義に対して疑問を投げかけている。読めば納得することも多々あるかと思います。特に、人はバイアスから逃れがたい…というくだりは大変興味深かった。