冒険小説とシステム計画

数カ月前、急にヒマになってしまった。時間をもてあますようになった。そこで手を出したのが冒険小説。だいぶ前に夢枕獏の「神々の山嶺」を読んだのだが、あれが大変に面白かった。山岳ものでもある。これを機にマンガ「岳」なんかも一気読みしてしまった。

そんなわけで、山つながりで「マークスの山」に手を出してしまった。高村薫女史の手による作品。古本屋をブラブラ歩いてると文庫版で上下巻の二冊あわせて200円(税抜き)で売ってあったので迷わず購入。これをきっかけとして、

マークスの山(高村薫)
リヴィエラを撃て(高村薫)
山猫の夏(船戸与一)
砂のクロニクル(船戸与一)
イエライシャン海峡(船戸与一)

てな具合に読み進めていった。

こうやってリストアップしてみると、冒険小説というよりは高村薫と船戸与一の世界観にハマったのかな…とも思う。

ついでにゴルゴ13(脚本のいくつかは船戸与一が担当)にもハマってしまった。更にこれらの合間に船戸与一原作の小説「猛き箱舟」のマンガ版も読んだ。恐らく30数年ぶり。やはり小説というよりは世界観にハマったんだろう。

イエライシャン海峡はいまひとつだったが、あとはどれも楽しかった。

そして…今、読んでいるのは…

情報システム計画の立て方・活かし方

500円で購入。システム企画や計画の本は意外と少ないので、目にしたら買うようにしているのだ。これが意外としっかりした内容で、知識の棚卸しや体系的な整理に役に立ちそうな内容。

奥付をみると2005年頃に出版している。約15年前にシステム企画についてこれだけしっかりした本があったんですね…。

今読んでも十二分に役に立つ。てか、システム企画に関与する方は読んでおいたほうがいいかもしれない(まだ、読んでる最中なので断言は避けます)。

読んでいて改めて思いましたが、IT戦略とかIT投資とか、ことさらに「IT」を強調する必要はもうないかもしれませんね。少なくとも企画段階でITだけを切り出して考えるなんてナンセンス。

事業や業務を企画し変革を推進する立場にある人が、ITはよくわかんなくて…というのはもやは許されないですね。もうとっくに不可分になってるわけですから。

クルド人の民族闘争を軸に描かれる男たちの挽歌。胸が熱くなります。

今だ企業はこの本に追いついていない…というと言い過ぎか。言うは易く行うは難し、を感じさせる。頭じゃわかってるのに…。俺たちの冒険はここにある。