なぜプロジェクトはトラブるのか

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebook にシェア
Pocket
LINEで送る

最初に断っておくが、これから書くことは、まったく持って個人の考えであり一般的かどうかは知らない。それでも長年の経験から私はこう考えるようになってきた。

プロジェクトがトラブる原因はさまざまあるが、なんといっても一番の原因はその計画(厳密にはプロジェクト憲章か)にあると思っている。計画が正しいとか正しくないということもあるが、一番はそうではなく、プロジェクトにかかわる人たちのプロジェクト計画に対するスタンスに問題があるような気がしている。プロジェクト計画はチームで動くための約束ごとでもあるし、システムオーナーとの約束でもある。逆にいえば、プロジェクト計画に記載されていないことはする必要もないし、やってはならない。貴重なリソースを別のこと(プロジェクト計画にないこと)に振り向けていることになるからだ。もちろんプロジェクト計画が常に完璧であるということはない。だから、必要だがプロジェクト計画にないこと(タスク)がでてくれば、そのタスクをチームで共有し適切に管理されるべきだと思う。この、一見当たり前のことをやらないから、誰が何をしているのかわからくなるのである。「時間がない、時間がないというが一体何でそんなに時間がないんだ」といことで話を聞いてみると、確かに必要不可欠なタスクを受け持っている。なるほどそりゃー時間ないわな・・・ではなく、計画にAddすべきなのである。それなくてい時間・リソース・課題・進捗を管理できるわけない。こんなごく当たり前の事なのになぜか誰もプロジェクト計画を振り返ることをしない。なぜなのか。思うに人は、自分ですることは自分で決めたいからだと思う。自分以外の誰かが決めた計画に寸分違わず沿って、何日も何日も仕事をするなんて面白いはずがない。だから計画を立てるときは、最初は一人の人でえいやっとつくり、途中、関係者全員に考える余地、意見する余地を与えるべきだと思う。当然、いろんな意見がでるのでまとまるはずはない。しかしそれでもやるべき。その上で、意見を申し立ててくれた人にはケアしながらも、最後は一人で決断すべきだと思う。昔読んだ本に、マネジメントの極意は「衆知を集めて一人で決める」ことであるというような事が書かれてあったように思う。

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebook にシェア
Pocket
LINEで送る