ベンダーロックインは良い?悪い?

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ベンダーロックインとマルチベンダー体制

 
一般的にいって、ユーザー企業にとってベンダーロックインは望ましい状態ではありません。
 
ベンダーロックインとは、ユーザー企業が出す特定案件について特定ベンダーが市場独占している状態です。こうなると、市場原理が働きません。

マルチベンダー体制であれば、ベンダーロックインはある程度緩和されますが、プロジェクトマネジメントの難易度、コストは上がります。

 ベンダー間の足並みを揃えるために、各種調整、管理をしなければならないからです。また、いわゆる丸投げもできなくなります。(これはいいことかもしれませんが。)
 
大がかりなシステム構築に取り組んでいると、どうしても人手不足に陥ります。
 
そんな状況下では「ベンダー間の調整などやる暇はないぞ・・・」と、こう考えるのが普通です。
 
したがって、自ずとマルチベンダーを避けるようになります。
 
ベンダー側も「総取り」になりますし、ベンダー間の連携・共同作業という面倒もなくなりますので、マルチベンダー体制を避けるよう働きかけます。
 
 
 

長い目でみるとどうか

 

ユーザー側

 
ベンダーロックインを回避して市場原理を取込んでおくと、システムの改修やリプレースの際に足元を見られずにすむかもしれません。
 
市場は企業も(ユーザー側、ベンダー側ともに)変化します。環境は変化するのに、関係が固定化(ロック)されているというのはやはり健全ではありません。
 

ベンダー側

 
ロックインしてしまっているが故に、面倒な案件でも逃げることができません。ヨソに当たってくれとはなかなか言えません。

「先方の要求に答え続ける」というのはそう簡単な事ではありません。 
 
 

目指す姿は見えているか?

 
長期的なメリット・デメリット、短期的なメリット・デメリットを見極めて判断しなければなりません。
 
一口に「長短のメリット・デメリットを見極める」と言っても、簡単ではありません。
 
ごく近い将来ですら、環境がどうのように変化するかを予測するのは非常に困難です。
 
しかし「自分自身がどうしようとしているか(目指す姿)」については、明らかにすることはできます。
 
「目指す姿」とは「ITグランドデザイン」であり「ロードマップ」です。これらと照らし合わせながら検討すべき事だと思います。
 

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カテゴリーIT