問題と課題とは

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問題と課題は何が違う?

問題と課題とは何が違うのでしょうか?私は次のように解釈しています。

  • 問題=目指す姿と現実とのギャップ。マイナスの表現がなされる。
  • 課題=目指す姿へ到達するための施策。プラスの表現がなされる。

問題にも課題にも共通することがあります。それはともに「目指す姿」を必要としている点です。「目指す姿」があいまいだと「問題」も「課題」もあいまいになります。

問題と課題の例

  • 問題=採算性がよくない
  • 課題=コストを10%ダウンさせる

あるいは

  • 問題=採算性がよくない
  • 課題=売上を10%アップさせる

あるいは

  • 問題=採算性がよくない
  • 課題=採算性をよくする

こういう具合です。課題の方がこれからやるべきことを示す表現になっていることがわかります。

課題の設定

課題の設定にも良し悪しがあります。

例えば、

  • 問題=採算性がよくない
  • 課題=採算性をよくする

これは悪い例です。

なぜか?

これでは具体的なアクションにつながらないからです。これは問題の裏返しにすぎません。

期末になると「売上が不振である(問題)。よって全員で売上をあげるべく努力してほしい(課題)」というような指示(私はこれを「掛け声」とよんでいますが)が飛び交います。これと同じです。

こちらはどうでしょう。

  • 問題=採算性がよくない
  • 課題=採算性がよいビジネスだけに注力する

これが施策として有効かはケースバイケースですがさきほどの例よりはよい内容と言えるでしょう。

採算性がよくても一定のボリュームがなければビジネスとして成立しない可能性もありますが、方向性は示されています。

何を問題・課題として設定するか

立場や状況によって設定すべき問題・課題は異なります。問題と課題は相対的なものであり、とある問題に対する課題は、それ自体が次の問題となる場合があります。

  • 問題=採算性がよくない
  • 課題=経営資源を採算性のよい事業へ集中する
  • 問題=採算性のよい事業へ集中できていない
  • 課題=事業別の採算性を把握し、事業の取捨選択を進める
  • 問題=事業別の採算性を把握できていない
  • 課題=セグメント別会計を導入する
  • 問題=セグメント別会計を導入できない
  • 課題=セグメント別会計を推進する資源(ノウハウ・資金)がない。

どの階層の問題を設定するべきかは状況によりますが、肝心なのは当事者が次のアクションにつながる問題設定ができているか?という点です。

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