システム構築の概算見積りは難しい

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概算でいいんで見積って

「じゃあ、概算でいいんで見積もってもらえませんか」

よく耳にする言葉です。依頼する方は簡単に言いますが、概算見積りというのは意外と難しいものです。

概算見積りの3つの問題

概算見積りには3つの問題が隠れています。

1.精度

まず、精度の問題です。どの程度の精度が求められているのかがわかりません。

依頼する側は「これ以上高くならない」という数字を期待しているように思いますが、見積る側は「上にも下にも誤差が発生する可能性あり」という前提で見積もっていると思います。

2.条件

次に、条件の問題です。

「概算だから」ということで、見積りの制約条件や前提条件について摺り合せをしないことがありますが、見積金額は条件次第で大きく異なるものです。ここを抑えないまま「概算です」と言っても、後々トラブルの元になるだけです。

3.所要時間

最後に、所要時間の問題です。

「概算だからすぐに見積もれるでしょ」という人がいますが、先述した「精度」「条件」の点からもそれは誤りです。

概算であっても「これ以上高くならない」と思われる程度には精度を高めたいところですし、そうなるような条件を設定しなければなりません。これはそれなりに時間がかかります。

“概算見積り依頼”にどう対応するか

「概算」という言葉を頼りに、上述した「精度」「条件」「所要時間」を甘くみていい加減な数字を出してしまうと、後々苦労します。

「じゃあ、概算でいいんで見積もってもらえませんか」

こう言われたときは、その場で見積りの前提を確認し、その場で要件について顧客と摺り合わせを行うのが理想です。更に、見積りの精度や見積もりにかかる所要時間についても認識をあわせておきます。

しかし、顧客がそれだけの時間をとってくれるとは限りません。その場合は少なくともその場で、見積もり前提や条件についてはこちらの判断でやらせてもらう旨を伝えるようにしましょう。

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