事業環境の変化にどう向き合うか

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事業環境変化をどう捉えるか

事業環境の変化はピンチでありチャンスでもあります。

しかし一般的には組織は「変化」を嫌います。ピンチでもなければチャンスでもない。我々には関係ない。そういう風に考えやりすごそうとします。こうなると「茹で蛙」になってしまいます。

事業環境の変化を捉えるという事は、市場と向き合う事と同義です。市場との向き合い方1つで、「市場の創造」「需要の掘り起こし」の可能性をグっと広げることができます。

市場は突然変化するわけではありません。ゆっくりと、しかも水面下で変化していきます。人間は、素早く動くものに対しては敏感に反応しますが、ゆっくりと動くものに対してはなかなか気付かないものです。

某テレビ番組で、絵や写真がゆっくりと変化する様子を見せて、どこが変化したか?を問うコーナーがありましたが、あれと同じです。ゆっくり変化されるとその変化に気付かないのです。

気付きの方法は、「当たりをつけて狭い範囲を注視する」とか「全体をぼやーっと俯瞰する」とか人それぞれだと思いますが、いずれにせよ意識的に見るようにしないと難しいでしょう。

このように、「事業の変化に対応すべし」といったところで、その変化を捉えること自体が難しいのですから難儀な話です。

「変化はゆっくり起きている」と書きましたが、それは「水面下」での話です。水面に浮かびあがるときは急です。そうなると、ある日突然に環境が一変したかのように感じられます。

事業環境変化への対応

ソフトウェア企業とプラットフォームとの関係で考えてみます。

ソフトウェアはなんらかのプラットフォーム上で動作します。プラットフォームといっても、いろいろな規模やレイヤがあります。

AppleやMicrosoft、任天堂が作り上げたソフトとハードウェアをうまく組み合わせた高度なプラットフォーム(というより、これらはビジネスシステムと言ったほうがいいかもしれません)もあれば、単に、OS、ブラウザ、ゲーム機やHHT、情報インフラが該当する場合もあります。

ともかく、ソフトウェア企業のビジネス推進上、プラットフォームの選択は重要なポイントであり、自ずとプラットフォームの変化には比較的敏感になります。敏感すぎて、変化への対応がプラットフォームへ依存してしまうことがあります。

例えば、とあるソフトウェア企業がとあるプラットフォーム上でのビジネスをうまく展開していたとします。しかし、そのプラットフォームが別のプラットフォームに取って代わられるかもしれないという変化を感じとったとします。

この場合、ソフトウェア企業は自分たちが”のっている”プラットフォーマーを応援します。プラットフォームが安泰なら自分たちのビジネスも安泰だからです。

しかし本来ここでやるべき対応は、その”のっている”プラットフォームから一旦距離を置くことです。変化への対応をプラットフォーマーへ託すのではなく、自分たち自身が変化に対応することを考えなければなりません。

例えば、以下のような選択が考えられます。

  1. 既存のプラットフォームでのビジネスを継続・拡大する。
  2. 新旧のプラットフォームに同時に対応する。
  3. 新しいプラットフォームに乗り換える。
  4. 新しいプラットフォームを自分たちでつくる。
  5. 新旧のプラットフォームに依存しないビジネスを強化・開始する。

ここには、既存のプラットフォームを”応援する”という選択肢はありません。強いて言うと1が近いのですが、決定的な違いは「外野から応援しているだけ」なのか、「自分たちがプレイヤーとしてアクションを起こす」のかという点です。

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